2025年11月10日

令和7年度 滋賀県青少年育成県民大会 が開催されました。

主  催 県青少年育成県民会議
開催日時 令和7年(2025 年)11月8日(土)13:00~16:30
会  場 東近江市立能登川コミュニティセンター
開  会
表  彰 知事表彰他
活動発表 豊かな心をはぐくむ家庭づくり最優秀作文の朗読、青少年活動発表
講  演 「生きづらさを抱えるこども若者」
      特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター 理事長 幸重 忠孝 氏
閉  会

 家庭や地域、学校など青少年を取り巻く環境の大きな変化と共に、いじめ、不登校、ひきこもり、虐待、インターネット等における有害情報の氾濫など、子どもや若者を巡る状況は依然として厳しい状態が続いています。また、新型コロナ感染症が、青少年の生活や人間関係の構築に大きく影響を及ぼしています。
 こうした課題に対応していくため、青少年の一人ひとりが自己実現に向けて生きる力を身につけ、自立していけるよう地域が主体となって運動の輪をさらに広げていく必要があります。このため、日頃、地域で青少年育成に取り組んでいる関係者をはじめ、多くの県民の参加のもと、「たくましく伸びよう 伸ばそう 湖国の子」をスローガンに、青少年健全育成への一層の理解を深め、青少年育成運動の輪をさらに大きく発展させることを目的に開催されました。

 小学生の最優秀作文では、それぞれ家族の大切さがひしひしと感じられる素晴らしい作品でした。
また、滋賀学園チアリーディングチーム レイカーズ 小学生チームによるパーフォーマンスでは、元気あふれる踊りや声など、応援する側、応援される側ともにエネルギーを感じることができました。
 講師の幸重さんは、「虐待や貧困などにより「生きづらさ」を抱えた子ども若者を支援し、その解決を図ることは、私たち一人ひとりの社会的責任でもある」と仰いました。
外から見えにくい虐待(身体的・心理的)やヤングケアラー、不登校やひきこもり等、生きづらさを抱えている子ども若者の現状や具体的に取り組まれている支援等を学ぶことができました。人は生きていくための最低限の生活が保障されていないと、その先へは進めない。衣食住や安心・安全な環境があって初めて、勉強や友達づくりへの意欲も湧いてくる。居場所(運営されているソーシャルワークセンター)で自分らしさを取り戻す時間が必要。どれも深く考えさせられる内容でした。
 最後に、養護施設で生活した若者の作文を代読してくださいましたが、地域や社会で青少年育成に取り組むことの重要性が伝わってきました。
PTAに関わるものとして、子どもの安全と安心、愛情に満ちあふれたつながりの大切さを感じました。


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