実施日時　令和７年11月29日（土）　9:30〜12:00
会　　場　近江日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)

〇開会行事
○実践報告　能登川高校·八日市高校·八幡商業高校·八幡工業高校·八幡高校·八日市南高校·日野高校
○協議題　　中央ブロック業務分担について
○講　演　　「近江日野商人の歴史と日野の町」
　講　師　　近江日野商人ふるさと館　館長　岡井健司 氏
○見　学　　近江日野商人ふるさと館(旧山中正吉邸)の見学

　11月29日、中央地区研修会が開催され、参加された各高校より実践報告がありました。
　主な年間行事や各部会の活動内容などが報告され、文化祭での模擬店出店や研修旅行、朝の挨拶運動など各高校それぞれが工夫されている取組が発表されました。また、今後のPTA活動をどのように進めて行けばよいのか、各高校の現状も報告されました。
　協議題では来年度以降の中央ブロック輪番表の確認と令和８年近畿地区高Ｐ連大会での発表校の選出が行われ、八日市高校に決定致しました。

　後半の岡井氏による講演では、近江日野商人や日野町の歴史や文化に触れ、特に「陰徳善事の作法」のお話では、日野商人達は寄付行為をする際、全額を拠出せずに皆が少しずつ負担し合うことを常とし、物事に関わる全ての者が当事者意識を持つことの重要性を認識していたと教えていただきました。
これは近江日野商人が大切にしてきた「三方よし」の精神と同様に、現代のPTA活動にも通ずる大切な理念だと感じました。今回の研修を通して多くの学びや気づきを共有できたのではないかと思います。

　講演の後、近江日野商人ふるさと館の館内を職員さんに案内していただきました。江戸時代からいく度かの増改築を経て、現在のかたちになったとのこと。部屋によっては大正時代の洋間があったり、浴室は昭和初期にシャワーが完備されていたりと有形文化財も見学でき、有意義な研修会となりました。