2025年10月08日

10/4・10/5 令和7年度 全国会長・事務局長連絡会および研修会 が広島で開催されました。

 委員会や理事会が開催された後の連絡会では、三重大会のお礼・報告、大分大会の案内、文科省による「今後のデジタル教科書」と「PTA活動に関する教育トピック」についての講演がありました。後者の講演では、PISA2022生徒質問調査をもとに、「家族による支援的な関わり」指標がPISAに参加したOECD加盟国35か国中、日本は最低評価であり、保護者の意識や働きかけ、具体例としてyou(ユー)メッセージではなく、I(アイ)メッセージを挙げ、適切な接し方の大切さについて話をされていました。

 その後、会長・事務局長別に会議がもたれ、会長部会では、グループディスカッションの形式で、「PTAの任意性を踏まえつつ、どのように協力を得て当事者意識を育むか」が中心テーマとなり、互いの立場から率直に意見を交わし、「多様で柔軟な関わり方の必要性」が共有されました。一方、事務局長会議では、直面する課題等について共有し、解決に向けて継続して取り組んでいくことを確認されました。

  また、5日の被爆体験伝承講話では、清水弘士さんの被爆とその後の体験が、伝承講話者の野上綾子さんから語られました。中でも特に「戦時中に普通の日常なんてない」という言葉が強く印象に残りました。原爆投下後、GHQによるプレス・コードで被爆の実態が長く伏せられていたことを知り、報道や「知ること」の意義を改めて痛感しました。戦後80年が過ぎ、戦争体験を語る人が少なくなる今、貴重な講話を聞くことができ、平和の尊さや命の重みを感じるとともに、先の戦禍を風化させずに伝え、語り継ぐことによって、戦争の悲惨さや二度と戦争を起こさないことを受け継いで伝えていく意義の大きさを感じました。

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